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お知らせ

会長からのメッセージ

社会人
2018.04.17
(一社)大分県サッカー協会会長 大場 俊二
皆様には日頃より、大分県サッカー協会の活動に御尽力下さり感謝申し上げます。 さて私、527日の総会、理事会にて新会長に選任されました。今年で70周年を迎えた、この歴史ある一般社団法人大分県サッカー協会の舵取りを任されることになり、身の引き締まる思いであります。皆様方とともに大分のサッカーを考え、地域活性化の一助となるよう励みますので、何卒御指導御協力の程、よろしくお願い申し上げます。 大分は現在(J2)トリニータ、F)バサジィ、JFL)ヴェルスパと3つの全国リーグで戦うチームを要しています。そして技術委員会は成年男子、女子、少年男子と国体での好成績を目標に強化を行っています。大分県としてキッズからシニアまで理想的な育成、強化の環境を作るべく努力します。i)育成大分復活 かつて「育成大分」と言われた時期があり、永井秀樹、三浦淳宏、西川周作、清武弘嗣と数多くの日本代表選手を輩出しました。近年、やや低迷しているように見えますが、大分には優秀な積極的な指導者が数多く存在します。指導者養成制度、トレセン制度など前向きな検討を行ったうえで積極的に強化を推進していきたいと思います。 先日、ロシアW杯を準決勝から3試合観戦してきました。世界のサッカーは日々進歩しています。育成の頃から「世界基準」で世界で勝負できるプレーヤーを大分から再び輩出しましょう。そのためには大分メソッドの確立、飛び級制度など斬新な取り組みも必要です。皆で協力して指導者の増加、レベル向上、そして皆がサッカーを好きになるよう子供たちを育てていきましょう。ii)サッカーファミリーの拡大 先日のロシアW杯の熱狂を見ても分かるように、サッカーは全世界で最も支持され、人々を夢中にさせるスポーツです。大分でも現在、県協会に関わっている人だけでなく、もっと多くの「する・支える・見る」人々と共にサッカーを語り、考え、スポーツの力で社会を明るく、そして地域の振興~と繋げたいものです。県協会としては出来るだけの情報を発信し、そして組織の透明化を図り、より多くのサッカーファミリーを形成し、そして皆様の協力を得て、大分のサッカーを盛り上げ地域に貢献したいと考えています。

iii)女子サッカー、キッズ、シニアについて 女子サッカーは全国で登録人数の約5%、大分では約4%です。2011年になでしこジャパンがW杯優勝という快挙を成し遂げましたが、その後、競技人口が爆発的に増えている訳ではありません。やはり中学年代でのチーム、受け皿が不足していることが大きな原因と言われています。現在、大分では中学年代、高校年代のチームを作るべく、なでしこ普及コーディネーターとして元ミスタートリニータの高松大樹氏を中心に活動を行っています。キッズからジュニアへ男子と共に女子も幅広く育てるよう普及活動に取り組んでいきます。 またシニア世代もO50O60と多くの元気なプレーヤーがサッカーに取り組んでいますが、より良い環境でそして安全にプレーを楽しめるよう工夫していきたいと思います。iv)メディカルサポートについて 大分県サッカー協会では1992年医事委員会を設立以来、積極的にドクター、トレーナーなどが現場に関わり、現在では地方組織としては全国的に特筆すべき活動を行っています。特にスポーツ障害防止システムである「メディカルマネージャー制度」はJFA田嶋会長にも評価され、グラスルーツのメディカルサポートとして是非取り入れるべき、47FAに推奨されています。県協会では技術委員会と密に連携して指導者、選手、保護者が皆、セルフケアを理解し、健全育成に寄与するよう、この制度の現場への定着を進めていきます。同時にトレセン活動にトレーナー、栄養士などが参画し、全国でも類をみない、サポートを展開していきます。〈具体的に〉1.県協会組織でのICT推進ホームページを始めとした情報発信、コミュニケーションを充実させるため、段階的にICT化を進めます。2.地区協会とのタウンミーティング 県内10地区協会(単独もしくは合同でも)でのタウンミーティングを開催し、県協会事業活動への理解を深めて頂くと共に、より多くの新しいサッカーファミリーを開拓したいと考えています、地区の行政の方、経済界、学生、サポーターなどあらゆる人々とのディスカッションを予定しています。 以上、2点は7/1に大分市内で開催した県内10地区会長会議で提案させて頂きました。まず出来ることから、段階的にステップバイステップ、大分県サッカー協会を明るく透明性のある組織として、サッカーを通して大分のスポーツ文化の向上を皆で目指しましょう。よろしく御理解御協力の程、お願い申し上げます。